ATC社の時代その1外資系のような名前の会社は、こじんまりした会社で、橋梁のPC橋のケーブルの緊張と固着に関する資材と技術を提供する会社だった。後で分かったことだが、この会社は、ワンマン社長のいいなりの会社で、その社長自体の品位が問われるものであった。 個人商店が株式会社の名前を使っているのである。 荒唐無稽、野卑で、金銭欲の強い1個人社長の物語であるが、そこに巣くう体質は、それだけではなく、そこに従事する社員のモラルへの関心も摘み取ってしまう程に恐ろしいものなのだ。 そして下手をすると、大疑獄へ発展しかねない内容である。 それを免れるとしたら、疑獄へ発展するために必要な条件、ある程度その会社が有名であること、が欠けているからに他ならない。 業界自体が100円ショップの業界を下回る、1大企業の売上にも満たない小さな社会だからである。 もっとも、こういった経緯や結論を知ったのは、勤めて数年が経ってからで、それまでは、今までの自分のやって来た内容が活かせるものであると意気込んでいたのだが・・・。 ジャンル別一覧
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